









2011年8月30日(旧8月2日)天気:☀/☁ 気温:32/25(歴文センター:tama)
今年もセンターには、学芸員実習生がやってきました。去年、今年と沖縄からの学生はゼロ・・・広島女学院大学からは3人!(+08年に実習生としてきていた原口さん)計女子4人で賑やかに、華やかに実習が行われましたぁ~。
お天気にもハプニングにも恵まれた今回の実習!その模様をダイジェストにお届けしたいと思います!!
広島女学院大学より・・・森田氏、水永氏、白崎氏
沖縄国際大学大学院より・・・原口氏 (計:4名)
日程表
2011年8月18~24日 学芸員実習
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午 前 |
午 後 |
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・夕方~今帰仁入り
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19日(金) |
・朝の清掃 ・職員達へのあいさつ ・朝のミーティング(1日の動きの確認など) ・グスク見学 (ボランティアガイド:源河氏より案内を受ける) |
・(13:00~原口さん合流) ・「ノロ制度について」(スライド) ・棚作り(作業) ・夕方のミーティング (1日ふり返って、明日の日程確認など) |
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20日(土) |
・朝の清掃 ・朝のミーティング(1日の動きの確認など) ・本を棚へ並べていく作業
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・フィールドワーク (羽地・親川グスク→源河グスク・エーキ→大宜味・根謝名グスクなど)
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21日(日) |
・美ら海水族館
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・シーカヤック (なきじん海辺の自然学校よりレクチャー受ける) |
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22日(月) |
・朝の掃除 ・朝のミーティング(20、21日の報告) ・島巡りin伊江島
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・夕方~(センター戻りミーティング) 島巡りin伊江島の報告 |
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23日(火) |
・朝の掃除 ・朝のミーティング(1日の動きの確認など) ・棚作り(作業) |
・棚作り(作業) ・祭祀調査(今帰仁村字今泊のウーニフジ) ・夕方のミーティング(寄贈の着物についてのレクチャー、祭祀調査報告など) ・(※実習最終日) |
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24日(水) |
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・夕方の便で帰路へ |
2011年8月18日(今帰仁入り)
この日は移動日。夕方から今帰仁入りしたメンバーはさっそく歴文センター内を見学。学生さんの実習ノートより記載する。
「実習内容:今帰仁村歴史文化センターを見学させてもらい、郷土資料や当時の写真、地図などを見て回った。当時の人々の生活を色濃く残している食器や農具を観察するのが非常に興味深かった。お茶碗などあえて欠けているものや割れてしまっているものを集めて並べてあるので、部分的な柄を見て全体を想像しながらメンバーとも会話が弾んだ。また、お年寄りにとっては過去に自分の使った道具を眺めることに喜びと懐かしさを感じるようである。また、謝名の前にある神アサギについての説明や模型を見て、自分たちの宿泊させてもらう場所の下調べをすることができた。尊い場所に出入りさせてもらえることに有難さを感じた。また、ノロ制度の触りの部分で勾玉を紹介してくださり、実物の大きさに目が釘付けとなった。」
「感想:沖縄での1日目が始まり、緊張とやる気に不安をまじえたような気持ちで今帰仁村歴史文化センターに足を踏み入れた。けれども、館長に館内を案内していただいたり、展示室を自由に見させていただいたりとしている内に心がほぐれ、実習が始まることへの楽しみが倍増した。展示品そのものが、現在は使わなくとも身近な代物であったり、展示用のパネルが手作りであったりと、温かみを感じたためかもしれない。学芸員実習をさせていただく上で失礼がないように行動しようと心に決めた日であった。」
2011年8月19日(実習1日目)
いよいよ実習がスタート!朝の館内の清掃やミーティングから始まります。午前中、さっそく目の前の世界遺産である今帰仁城跡の見学です!

▲ガイドは源河氏! ▲皆でウートートゥー

▲与論島までくっきり、はっきり! ▲パワー、出てます?
午後からは原口さんが合流して、10月から始まる企画展との関連で「ノロ制度について」スライドで紹介。それから棚作りの作業、ミーティング、初日はこれにて終了~。

▲スライドでお勉強。 ▲電気ドリルに奮闘中!

▲棚、完成!館長、その足の角度がいいですね! ▲ミーティング中・・・
「実習内容:午前中は今帰仁城跡にいき、案内ガイドの源河さんについて敷地内をまわった。平郎門を抜けて、旧道を登り、カラウカー、火の神の祠、御内原、テンチジ・アマチジ、ソイツギと見ていった。城壁に使われている石灰岩と石の積み方の関係性や、北山、中山、南山の三山の王についての歴史など、その他多数お話しを伺った。
午後からは、今帰仁城跡の見学の復習を含め、館長からグスク周辺の集落跡とノロ制度について、パワーポイントを使って説明をしていただいた。また、昨年度の展示の紹介もしていただいた。ノロ制度の仕組みについて一度ではとても理解しきれなかったが、例えで公務員のように配属先でノロはその地域の祭祀を取りしきるといった話が印象的であった。また、ノロよりも上にアムシラレ、最上位は聞得大君という組織図は頭から離れない。
講義あとは本棚作りを行い、身長よりも背の高い棚が出来上がった。共同作業の楽しさを実感できた時間だった。大工仕事も学芸員の仕事のひとつであることを学んだ。」
「感想:実習初日にして、吸収すべき情報量の多さに圧倒された日であった。今帰仁城跡の見学や城とグスクの表現の違いなど、学ぶものが広島を含め本土では体験できないことばかりで、とても新鮮な気分になる。琉球王国に伝来している中国の文化が非常に大切で、過去から現在に至るまでの歴史の流れもキーワードになっていると思った。今帰仁城跡の見学で、中国の皇帝から与えられた名を持つ王様や、版築法といったお話しを伺ったためである。中国と琉球王国、そして本土との繋がりを学習し、グスクやノロといった、耳に馴染みない事柄について理解を深めていこうと思った。」
(学生さんの実習ノートより)
2011年8月20日(実習2日目)
朝の館内の清掃やミーティングから始まります。午前中は完成した棚へさっそく本を並べて行く作業。

▲本を丁寧に並べていきます ▲喜納氏の本がきれいに収納された
午後からはフィールドワークだ!羽地・親川グスク→源河グスク・ウェーキ→大宜味・根謝名グスクをみてまわった!暑~い中でのフィールドの締めはもちろん、冷た~いぜんざいですよね♪沖縄ぜんざい、初体験の広島組はおいしそうに食べていました♪

▲親川グスクにて・・・ ▲源河ノロ殿内にて・・・

▲根謝銘グスクから今帰仁城跡を望む! ▲ひじゅるこーこーミルクぜんざい!
「実習内容:午後から①羽地・親川グスク②源河グスク③大宜味グスクを見学しに行った。
①親川グスクの跡地には近代的な神アサギが建てられていた。番所とは昔の役場である。この地域は瓦葺きの建物が多い。
②源河グスクに使われている石灰岩は柔らかいので加工しやすい。(中南部の石灰岩はだいたい柔らかい)壁石はあいかた積み。金持ちは中央に引っ越して行くので、貧乏な家の人たちだけが残り廃虚となっていった。豚小屋は昔はトイレでもあった。また、豚小屋があるのは金持ちの証拠である。
・火の神・・・今まで火を使ってこられていることへの感謝の気持ちを込めている。家に人が住まなくなって壊しても火の神と仏壇は別棟を建てて置いておく。
御嶽の中にグスクはいくつあってもいい。1つのグスクに1つの集落。
③根謝銘グスクにはウフグシクとナカグシクがあり、それぞれ別の部落を拝んでいる。山全体がグスクで、ウフグスクの御嶽はグスクウイベにあたる。
香炉の足が3本なのは、1本犬にあげたからである。もともと香炉の足は4本で、犬は3本だったがそれはかわいそうだと思った神様が、香炉の足を1本犬にあげ、犬は4本足になった。」
「感想:午前中は、昨日に引き続き本棚の整理をして、本を並べていった。本棚は自分たちで一から作ったので大変でしたが完成した時は達成感がありました。午後は3つのグスクを見て回りました。学芸員は机の上で調査するだけでなく、自分の足でその場所へ行き自分の目で確かめることも大切だと分かりました。どのグスクも高台にあり、険しい道を歩いて行かなければならないグスクもあったので、体力も必要だと体感しました。誰も住まなくなった場所でも、家の仏壇、火の神は別棟を建てて置いておくことには少し驚きましたが、それも沖縄の文化であることを自分の目で確かめることができました。」
(学生さんの実習ノートのより)
2011年8月21日(実習3日目)
この日は、午前中・美ら海水族館、午後・シーカヤックというハードスケジュールをこなします!

▲シーカヤック楽しみ中♪ ▲パドルさばきはいかに?!
「実習内容:午前中に美ら海水族館に行った。水族館内に入るまでの道すじはスロープで作られていたり、子どもの遊べる空間(遊具)が隣接してあり、充実していた。水族館内へ入ると、ヒトデやナマコを素手でさわれ、子どもと大人が一緒になり楽しんでいた。他にも天井まで水槽があったり、深海魚に合わせ暗がりだったり、暗闇の中で光る魚やサンゴを展示してプラネタリウムと名付けてあり、面白いと感じた。また、子どもが見えやすい様に水槽近くに台を設置してあり、子どもが真正面の視点で観覧出来、良いと感じた。
シーカヤックは川の生物やサンゴで出来た岩、ガジュマル(マングローブ)の特徴を丁寧に教えていただき沖縄の自然を少しは知れ、良かった」
「感想:美ら海水族館は館内をまわる通路を広くとってあり、家族で来られている方達もゆとりを持って見る事が出来、設計面で勉強になりました。天井から太陽の日が射して海の中から見える景色の様な水槽があり、とてもキレイでした。魚や海の動物達もただ可愛いだけでなく、説明をしっかりしてくれたのでわかりやすかったです。シーカヤックでは川を上る楽しさだけでなく、川の生き物や植物がどの様に育っているか、陸ではどの様な生き物が生きているか知れて楽しかったです。一番はマングローブの生え方が印象に残りました。」
(学生さんの実習ノートより)
2011年8月22日(実習4日目)
さて、実習も4日目となると学生さんの体力・気力ともに気になるところですが・・・指導している方も大丈夫でしょうか・・・(^_^;)・・・ってことは何のそのでこの日は丸1日「島巡りin伊江島」です!
お天気良し!気合良し!で、出発したのですが旅につきものであるハプニングの神はちゃんと降りてきました!(笑)

▲フェリー「ぐすく」 ▲乗り込んだらさっそくお菓子広げてパーティー♪

▲第1回ビジュル石持ち上げ大会! ▲伊江島にナウシカ??

▲タッチューへアタック前 ▲頂上から下界を望む↓

▲島村屋の資料館へ ▲扇風機は客がつける!そして消す!
さて、伊江島を満喫したので帰ろうか!っと、したその時!
フェリーの時間間違えたぁ~!島に閉じ込められたぁ~!
\(゜ロ\)(/ロ゜)/あわあわ。
いったん落ち着いて・・・電話をする館長・・・
無事、ボートの手配ができました!帰りは最速20分ほどで本部港へ到着!!
ふぅ~。皆で「今帰仁タイムしてたから、乗り遅れたんだねぇ~」ってことで最後までゆる~い今帰仁組でした。

▲画像26 優しい船長さんでした♪ ▲画像27 みんなお揃いのオレンジ・ジャケット

▲波とたわむれ中・・・ ▲さようならぁ~伊江島!ありがとぉ~伊江島!
「実習内容:8時30分から掃除。9時からミーティングで今日のスケジュールの確認をした。10時にフェリー乗り場へ移動し、11時の便で伊江島へ渡った。まずアーニー・パイルの記念碑へ行き、その後ニャティヤ洞へいった。ニャティヤ洞にはビジル石が置いてあり、子授けの神として崇められている。持ちあげて軽いと感じれば女の子が、重いと感じれば男の子が生まれると言い伝えられている。次に、景勝地である湧出へ行った。湧出とは、湧き水のことである。昼食後は阿良御嶽へ行った。阿良御嶽には2神が祀ってあり、旅の往復の無事安泰を祈願する拝所として知られている。次に城山へ行き、無事に下山できるように礼拝所へ参ってから城山に登った。頂上は伊江島を端から端まで見渡すことができた。島では田んぼは無く、全て畑だった。次に伊江村役場へ行き、次に史跡島村屋観光公園へ行った。戦争で使われていた鉄砲の弾や手榴弾なども展示されていた。また、沖縄三大悲劇の伊江島ハンドゥー小の舞台となった屋敷跡もある。
帰りは漁船で送ってもらった。
今日行った場所には、ほとんど歌碑があった。沖縄の歌の詠み方はサンパチロク(8886)である。」
「感想:伊江島は地図で見ると小さく感じましたが、その小さな島の中には見るものがたくさんあり全てを見ようと思うと1日ではまわりきれないと感じました。仲原館長が終わりの反省会で、伊江島全体を博物館として見る。ひとつの物語で島を見て行くとおっしゃっていたのが印象に残りました。そう言われてふり返ってると、伊江島は歌碑や説明板が至る所にあり、統一されていたので島全体を博物館として見るということが分かりました。ちょっとしたハプニングもありましたが、とても楽しかったです。漁船に乗って帰ったことはいい思い出になりました。ニャティヤ洞のビジル石を持ちあげたら重いと感じたので私は男の子となりました。」
(学生さんの実習ノートより)
2011年8月23日(実習5日目)
実習最終日となるこの日は、2つ目の本棚つくりに、寄贈された着物(芭蕉)についてのレクチャーや今帰仁村字今泊の「ウーニフジ」という祭祀(神行事)の調査など、沖縄を感じてもらう日となった。

▲ペンキ塗りぬり ▲2つの大型棚完成!!

▲寄贈の着物レクチャー受ける ▲実際袖を通して・・・

▲本物のノロさんですよ! ▲涙、涙?の最後のミーティング

▲今帰仁スイカでお別れ会
「実習内容:今日は実習最終日だ。午前中と午後少しだけ時間を使い本棚作りをした。本棚作りは2回目だったので手早く出来ると思ったが少し時間がかかった。「何で本棚を作るのだろう・・・」と思っていた実習生がいた事を聞き、私も同じ様に思っていた事に気づきました。その後、自分の手で作品展示物を作り(資料や棚)展示するからこそ、やりとげたと実感出来ると言われ今まで実習してきた事を思い返す事が出来た。
午後3時頃からウンジャミ祭の1日目ウーニフジを見せていただいた。まず、今帰仁ノロの方が区長さんと、サポート役の女性と一緒にお祈りをした。線香、一礼、祈り、礼、はなごめ、おみき、一礼を順にやった。
次にレコーラウーニへ移動し、もとぶウーニーと今帰仁ウーニーへ祈った。(ウーニーは船の形をしている。)最後に、へいろう門が祈って祭りは終わった。
石野さんが着物を見せて下さった。芭蕉の木の繊維で作った生地の着物と、木綿と芭蕉が一緒に織られた着物を見て生地の繊維の色の違いや太さの違いを見れて勉強になった。また、生地は通気性が良く、夏は一枚で着て冬は重ね着をして着る。」
「感想:今日は博物館実習最終日でした。最終日は“生”の祭りを見る事が出来、祭りとはどの様なものなのかとふれる事が出来て良かったです。また、私は歴史が苦手でなかなか今帰仁や琉球王国等の歴史を把握する事が難しかったですが広島の文化や歴史を学んでみよう、知ってみたいと思うきっかけとなりました。棚つくりに関しては、仕事をする上でどんな事でも自分でやってみる事が大切だと思いました。次回があれば作品展示を一通りやり通してみたいです。実習をしていただき多くの収穫ができました。ありがとうございました。」
(学生さんの実習ノートより)
5日間ばかりという短い期間でしたが、毎日顔を合わせて一緒に汗かいた者同士、お別れは寂しいものですねぇ~。
っと、しんみりしていたら後日、可愛い3人から美味しい広島銘菓(もみじまんじゅう)とすてきなお手紙が届きましたよ~!ありがとうねぇ~!
また、その可愛く元気な笑顔と姿を見せにセンターに遊びにきて下さいね!
3人、仲良くするんだよぉ~(^o^)/
いつになるかわかりませんが、お手紙のお返事かきます・・・。

▲お手紙いただきました!!